『Howl’s Moving Castle(ハウルの動く城)』原作オーディオブックレビュー|ジブリ版との違いと英語学習のポイント
『Howl’s Moving Castle』ってどんな作品?
きっかけはインスタグラムから
先日インスタグラムを眺めていたら、「ハウルの動く城って、ジブリ版と原作って結構違うらしいよ」という投稿を見かけたんです。
そういえばこれ、確かイギリスの作家さんが書いた本だったはず…と思い出して、気になって調べてみることに。
もちろんいつも通りサンプルでプレビューを聴いて確認してから、そのまま最後まで聴いてしまいました。
作品情報
タイトル:Howl’s Moving Castle
- 著者:Diana Wynne Jones(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)
- ナレーター:Kristin Atherton
- 再生時間:8時間57分
- シリーズ:Howl’s Castle三部作の1作目
- スタジオジブリの映画『ハウルの動く城』の原作としても有名な一冊です
あらすじ(ネタバレなし)
三姉妹の長女ソフィーは、父の帽子屋を継ぐことがいわば「宿命」とされる立場。ある日、荒地の魔女に目をつけられ、老婆に変えられてしまう呪いをかけられてしまいます。行き場をなくしたソフィーは、丘の上を動き回る不思議なお城――悪名高い魔法使いハウルの城――に迷い込み、そこで火の悪魔カルシファーと取引をすることに。呪いを解くための、ちょっと風変わりな共同生活が始まります。
聴いてみた感想|原作とジブリ版、ここが違う!
ジブリ版と原作、こんなに違うんです
原作のソフィーは、映画よりもヨーロッパ的なたくましさがあるキャラクターだと感じました。女性陣がみんなしっかりしていて、頼もしいんです。
お城の見た目も映画とはかなり印象が違いますし、それ以外のストーリー展開も含めて「あれ、ここ映画と違う!」と頭の中で答え合わせしながら聴くのがすごく楽しかったです。
学習ブログなのでストーリーの細部までは踏み込みませんが、ジブリ版を観たことがある方なら、世界観のイメージはすでに頭に入っているはずなので、原作もぐっと理解しやすいと思います。

ストーリーがこれだけ違うと、作者さんや原作ファンの皆さんはジブリ版をどう思われたのか、ちょっと気になってしまいます。
ナレーションについて
ナレーターのKristin Athertonさんは、他の作品でも聴いたことがあるのですが、ナチュラルで聴きやすい声がとても好みです。カルシファーの声がとにかく可愛くて、それだけでも聴く価値ありです。
そしてハウル……アクセントに特徴があるんです!ここはネタバレになってしまいそうなので詳しくは書きませんが、私自身はこの地域のアクセントを聴く機会があまりなかったので、勉強になって嬉しかったポイントでした。
気になる方は、ぜひご自身の耳で確認してみてください(笑)。ハウル以外のキャラクターも少しずつアクセントが違っていて、そういう聴き比べが好きな方にはたまらないと思います。
シリーズについて、ひとこと
3部作らしいので2作目も聴こうかなとプレビューを聴いてみたら、「あれ?舞台がちょっと違う……ハウルっぽくない?」と思って調べてみたところ、世界観は同じでも主人公が変わるシリーズだと判明。
ハウルとソフィーのコンビが好きだったので、今回はここでストップしておくことにしました。
英語学習者向けチェックポイント
英語レベルチェック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| CEFR | A2後半〜B1 |
| 英検目安 | 3級〜準2級 |
| TOEIC目安 | 450〜550点 |
| 難易度5段階 | ★★☆☆☆(2/5) |
普段はストーリー重視で選んでしまうので、レベル的には「自分には難しいかも」というオーディオブックに手を出すこともあるのですが、この作品に関しては自称B2の私がつまずくことなく聴ける快適レベルでした。なので、B1の方にはちょうど良く勉強できるレベルなのではないかと思います。ハリーポッター1巻と比べると、ファンタジー特有の用語が少ない分、聴きやすさは上かもしれません。
スピードは全体的にゆっくりめで、発音も基本的にはっきりしています。再生時間も9時間弱とそれほど長くないので、オーディオブックにまだ慣れていない方の入門にもちょうどいい長さだと思います。
こんな人におすすめ
- スタジオジブリの『ハウルの動く城』が好きで、原作も気になっている方
- ファンタジー特有の造語が多いオーディオブックに苦手意識がある方
- CEFR B1前後で、リスニングをしっかり鍛えたい方
- オーディオブックにまだ慣れていない方
おすすめの楽しみ方
ジブリ版をすでに観たことがある方は、世界観のイメージができている分すんなり入っていけると思います。逆に、まだ観ていない方は先に映画でざっくりストーリーの雰囲気を掴んでから聴くと、より安心して楽しめるはずです。
まとめ
ジブリ版のイメージだけで止まっていた方こそ、ぜひ原作オーディオブックにも挑戦してみてほしい一冊です。
同じ物語のはずなのに、聴き終わる頃には「これは別物として両方楽しめる」という気持ちになれると思います。
