家族愛と環境をテーマにした心あたたまるファンタジー『The Ice Children』

『The Ice Children』 by M. G. Leonard

どんなお話?
ある寒い冬の日、少女ロレッタの弟が雪に覆われた公園で、まるで氷の彫像のような姿で発見されます。彼は目を開けたまま動かず、眠っているかのよう。しかも、同じような“氷の子ども”が他にもいることが判明――。
弟を救いたい一心で、ロレッタは不思議な世界へと足を踏み入れます。
物語は、「勇気」「家族の絆」「自然とのつながり」といったテーマを丁寧に描いたファンタジー作品。アンデルセンの『雪の女王』など、クラシックな童話にインスパイアされています。
洋書・オーディオブック情報
- 対象読者年齢:ネイティブ8-12歳
- 288ページ
- Audible会員プラン聴き放題対象作品
- 再生時間:約5時間16分
- 英語レベル:中級(CEFR B1〜B2/英検3級〜準2級/TOEIC 500〜700点程度)

The Ice Children: The must-read magical mystery winter adventure for all the family (English Edition)
英語学習におすすめな理由
語彙・文法
- 子ども向けということもあり、使われている単語は比較的やさしめ
- 日常的な表現が中心で、文法もシンプル
- 難解な構文や長文は少なく、英語初中級の方でも無理なく楽しめます
文章構造
- 章ごとに区切られていてテンポよく読み進められる構成
- 物語の世界観に入り込みやすいスタイル
オーディオブックの魅力
- 明瞭で落ち着いた語り口のナレーション
- 感情表現が豊かで、登場人物の気持ちが伝わりやすい
- 効果音や複数のナレーターによるドラマ仕立ての朗読で、まるで映画を観ているような感覚に
こんな方におすすめ
- 児童書やファンタジーで英語の多読・多聴を始めたい方
- 英検3級~準2級/TOEIC500~700点あたりの英語学習者さん
- 「いろんなバリエーションのイギリス英語を聞いてみたい!」という方
- リスニング力を強化したいけれど、難しすぎるのは避けたい方

個人的な感想と学習のコツ
Audibleで聴き放題対象だったので、試しにプレビューを聞いてみたらナレーションがイギリス英語だったので即決で聴いてみました。洋書は読んでいませんが、ナレーションがとても聞き取りやすく、リスニング教材としてもぴったりでした。
お子さま向けの物語ではありますが、環境問題や家族のつながりといった大人にも刺さるテーマがしっかり描かれているので、ストーリーとしても楽しめます。
英語レベルがB2以上の方には少し物足りなさを感じるかもしれませんが、「英語耳」をつくるための多聴素材としてはとても良いボリューム感。逆に、B1レベルの方やオーディオブック初心者の方には、長すぎず、挫折しにくいちょうどいい難易度だと思います。
リスニングTIP
Audibleのページにある「About this listen(このコンテンツについて)」の英文説明を読んで、内容がだいたい理解できれば、リスニングも問題なし!
完璧を目指さなくて大丈夫!
「一字一句理解しなきゃ」と思わず、何度か聴いていくうちに、自然と耳が慣れてきます。
ストーリーが楽しめればOKです!
気軽に楽しめて、リスニング練習にもぴったりの作品。
ぜひあなたも、『The Ice Children』の世界に触れてみてください

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