『Me Before You』は英語学習に使える?原作小説とオーディオブックを徹底レビュー

『Me Before You』原作|英語学習にもおすすめの三部作!
今回は、映画『世界一キライなあなたに』の原作小説 『Me Before You(ミー・ビフォア・ユー)』 をご紹介します。
Me Before You 世界一キライなあなたに (映画はU -NEXT、Amazon Primeで見れます!)
この作品、ジョジョ・モイーズ(Jojo Moyes)による三部作の第1巻。映画は1巻だけですが、小説には続編もあるので、英語学習を兼ねてぜひ読んで(or 聴いて)みてください!

映画の邦題にはあいかわらずツッコミをいれたい
原作 三部作のラインナップ
- Me Before You

- After You

- Still Me

by Jojo Moyes
英語レベルの目安
項目 | 内容 |
英語レベル | 中上級(CEFR:B2~C1) |
TOEIC目安 | 800点〜 |
英検目安 | 準1級〜1級 |
文法・語彙レベル | 日常英語+スラング・口語が多め。医療・法律系の語彙も一部あり |
文章構造 | シンプルで読みやすい。比喩や難解表現は少なめ |
内容の理解度 | 中級以上の読解力と背景知識があると◎ |
どんな英語が学べる?
リアルな現代イギリス英語の口語表現がたっぷり学べます!
自然な会話文が多いので、スピーキングやリスニングにも役立ちます。
リーディングがB2レベル手前の方はペンギンリーダーズのレベル4(A2〜B1)バージョンを読んでみるのもいいかもしれません。

オーディオブックがおすすめ!
タイトル | 再生時間 |
Me Before You | 約14時間40分 |
After You | 約11時間6分 |
Still Me | 約13時間19分 |
オーディオブックの特徴
- 1巻目のみ複数ナレーター制(セリフではなく章によって声が変わります)
- 2・3巻は女性ナレーター1人
- どちらのナレーションも声が高すぎず落ち着いていて聴きやすくスピードも程よく、英語学習にぴったり!

本で読むより臨場感があって一作目の最後は泣ける

ストーリーと感想(※ネタバレなし)
私自身は、映画を先に観てから原作三部作のオーディオブックをすべて聴きました。(日本語訳も読んだ…気がしますが記憶が曖昧です^^;)
普段あまりロマンス映画は観ないのですが、イギリスが舞台でエミリア・クラークが主演ということで観てみたところ…とても良かったです!映画のキャストはどちらも原作のイメージにぴったりで素晴らしかったです。
映画版が好きな人が原作も好きになるかは意見が分かれるかと思います。
原作は映画よりも内容がずっと濃くて、特に1巻目はかなり読み(聴き)応えがあります。何にでも言えることですが、原作の方が登場人物の内面が描写されており、現実的で重たいテーマも多く、個人的にはその点がとても良かったと感じました。
1巻目の終わりのルイーザの未来に光が見えるような終わり方から期待して続編を読む(聴く)と結構びっくりします。ある意味現実的で、でもドラマティックな展開でさすがジョジョといった感じです。

オールハッピーエンディングだと出来すぎてて好きじゃないって捻くれてますかね?
英語学習者へのアドバイス
英語学習として読むなら、まずは映画を観てストーリーをざっくりつかむのがおすすめです!
そのあとで原作やオーディオブックにチャレンジすると、英語に集中しやすくなりますよ。
学習ポイント:
- セリフが多く、リアルな口語表現が豊富
- 難しい単語やスラングはスルーしても理解可能
- イギリスの日常生活や文化が垣間見える
- 3巻目ではアメリカが舞台になっているので、イギリス英語とアメリカ英語の違いも学べる
まとめ
『Me Before You』シリーズは、英語学習にも心に残る物語としても、とてもおすすめです。
特に、イギリス英語に興味がある方や、映画「世界一キライなあなたに」をすでに見た方にはぜひ手に取っていただきたい一冊(+続編)です!
興味のある方は、まず映画からチェックしてみてくださいね!





